Sync

Tの値を複数のスレッドから同時にアクセスしても安全な場合、型TSync である。

より正確には、以下のような定義です:

&TSendである場合、かつその場合に限り、TSyncである

これはつまり、「ある型の共有がスレッドセーフであれば、その参照をスレッド間で受け渡すこともスレッドセーフである」ということを手短に表したものです。

なぜなら、ある型がSyncである場合、データ競合や他の同期の問題などのリスクなしにその型を複数のスレッド間で共有でき、その型を別のスレッドにムーブしても安全だからです。また、型への参照は別のスレッドにムーブしても安全です。それは、それが参照するデータは任意のスレッドから安全にアクセスすることができるからです。