動的なエラー型
さまざまな可能性をカバーする独自の列挙型を記述することなく、あらゆる種類のエラーを返せるようにしたい場合があります。std::error::Error
トレイトを使用すると、あらゆるエラーを含めることができるトレイト オブジェクトを簡単に作成できます。
use std::error::Error; use std::fs; use std::io::Read; fn read_count(path: &str) -> Result<i32, Box<dyn Error>> { let mut count_str = String::new(); fs::File::open(path)?.read_to_string(&mut count_str)?; let count: i32 = count_str.parse()?; Ok(count) } fn main() { fs::write("count.dat", "1i3").unwrap(); match read_count("count.dat") { Ok(count) => println!("Count: {count}"), Err(err) => println!("Error: {err}"), } }
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read_count
関数は、std::io::Error
(ファイル オペレーションから)または std::num::ParseIntError
(String::parse
から)を返すことができます。
エラーをボックス化することでコードを節約できますが、プログラムで異なるエラーケースを異なる方法で適切に処理する機能が失われます。そのため、ライブラリの公開 API で Box<dyn Error>
を使用することは通常おすすめしませんが、エラー メッセージをどこかに表示したいだけのプログラムでは適切な選択肢となりえます。
Make sure to implement the std::error::Error
trait when defining a custom error type so it can be boxed.