Visual Studio Code

Rust コードでは型が省略されているため、優れた IDE は C++ の場合よりもさらに有用です。Visual Studio Code は Chromium の Rust で適切に機能します。Visual Studio Code を使用するにあたり、以下の点を確認してください。

  • VSCode に、以前の形式の Rust サポートではなく、rust-analyzer 拡張機能があることを確認
  • gn gen out/Debug --export-rust-project(またはあなたのプロジェクトにおける同様の出力ディレクトリ)
  • ln -s out/Debug/rust-project.json rust-project.json
Example screenshot from VSCode

IDE に懐疑的な受講者に対しては、rust-analyzer のコード アノテーションと探索機能のデモを行うと良いかもしれません。

以下の手順に沿ってデモを行うことをおすすめします(代わりに自分が最も精通している Chromium 関連の Rustコードを使用しても構いません)。

  • components/qr_code_generator/qr_code_generator_ffi_glue.rs を開きます。
  • `qr_code_generator_ffi_glue.rs の QrCode::new 呼び出し(26 行目付近)にカーソルを合わせます。
  • show documentation のデモを行います(一般的なバインディング: vscode = ctrl ki、vim/CoC = K)。
  • go to definition のデモを行います(一般的なバインディング: vscode = F12、vim/CoC = g d)(これにより、//third_party/rust/.../qr_code-.../src/lib.rs に移動します)。
  • outline のデモを行い、QrCode::with_bits メソッドに移動します(164 行目付近。アウトラインは VSCode のファイル エクスプローラ ペインにあります。一般的な vim/CoC バインディング = space o)。
  • Demo type annotations (there are quite a few nice examples in the QrCode::with_bits method)

BUILD.gn ファイルの編集後は gn gen ... --export-rust-project を再実行する必要があることを説明してください(このセッションの演習全体で数回行います)。